『火花』と『スクラップ・アンド・ビルド』と私

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徳倉です。

成田-香港間は4~5時間のフライトでした。

このタイミングで何か読みたいなと考えていた私は、タイムリーな純文学ということで芥川賞の二作が同時に楽しめる『文芸春秋9月特別号』を購入。読みたい衝動をおさえながら、今か今かとそのときを待っていました。

時間的には片道で一気に読めてしまう量ですが、行きと帰りに楽しみたかったため、往路は『火花』、復路は『スクラップ・アンド・ビルド』にして読書に耽りました。

 

細かく書くとこれから読む方に申し訳ないので割愛しますが、『火花』は途中何度もクスクス笑う面白さがあり、『スクラップ~』は今の時代を色濃く反映した介護と若者のお話で考えさせられました。

ぜひご興味ある方は二冊一気にお読みになることをお勧めします。

 

芥川賞といえば、私が最後に受賞作を読んだのはちょうど10年前でしたか、『蹴りたい背中』を読んだのが最後だと記憶しています。

この本、私は入院中の病室で読んでいたのを香港へ向かうフライトで思い出しました。

実はこのときの経験が、後の「働き方」「WLB」「キャリア」について深く考えるきっかけになった出来事なのですが、今回は芥川賞受賞作品というフラグでふっと頭の中で蘇りました。

同時に、これから10年後の芥川賞受賞作を私が読んでいるときには、自分がどんなキャリアでどのような生活をしているのかイメージを膨らませる良いタイミングとなったのです。

 

そして香港では活況な街の様子が、恐らくバブルの頃の日本に近いのだろうなと思わせるところもあり、自分自身の過去から現在、日本の過去から未来を考える上で良いタイミングの二作でした。

『火花』『スクラップ〜』双方とも私にとっては過去から未来へ向かう様子の物語であり、仕事も生活も明るく楽しく過ごすためのエネルギーに変わった貴重な読書時間となりました。

今日はこの辺で。

(img via Patrick Nouhailler)