感覚的に「国民希望出生率」を計算してみた

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感覚的に「国民希望出生率」を計算してみた

徳倉です。

「国民希望出生率」をご存知でしょうか?

現在の数値は1.8ですが、これは政府がH22年の出生動向調査から導き出している数値です。

 

計算式は

{既婚者割合×夫婦の予定子ども数+ 未婚者割合×未婚結婚希望割合×理想子ども数} ×離別等効果

で計算していまして、数値を入れると

{既婚者割合(34%)×夫婦の予定子ども数(2.07人)+ 未婚者割合(66%)×未婚結婚希望割合(89%)×理想子ども数(2.12人)} ×離別等効果(0.938)≒1.8

です。

 

昨日のブログで、結婚を希望する若者が急激に減ったというデータを出しましたが、諸々の前提をちょっと抜きにして、「感覚的」に未婚結婚希望割合が下がると国民希望出生率がどのくらい下がるかを勝手に簡単に計算してみました。

数値を変えるのは未婚結婚希望割合のみとし、データは昨日のデータで20代の男女の希望を単純に足して2で割った数値にしました。(結果は49%となります。本来は男女の数などが違っているので手を加えないといけませんが感覚的に計算しているので省きました。)

89%から49%へ下がるのでかなり急激な落ち込みになります。

 

ちなみに昨日の復習ですが、結婚願望があるのは

20 代男性は 3年前 67%⇒今回 39%
20 代女性は 3年前 82%⇒今回 59%
(明治安田生命福祉研究所データより)

となっています。

 

計算しました。

{既婚者割合(34%)×夫婦の予定子ども数(2.07人)+ 未婚者割合(66%)×未婚結婚希望割合(49%)×理想子ども数(2.12人)} ×離別等効果(0.938)≒1.3

1.3??

驚くほど低く出ました。

あくまで他の数値はいじっていないのですが、恐らく他の数値も少しづつ下がっている可能性すらあるので、国民希望出生数を1.8も幻想であったという時期が来てしまいます。

 

日々流れるネガティブニュース。

  • 子どもの預け先の問題
  • 働き方の問題
  • 一人親の貧困と子どもの貧困
  • 奨学金を始めとした次世代の教育にかかる費用の問題

など、挙げればきりがありません。

どうすれば若い世代が結婚について前向きで積極的な意識になるのか今一度考え、即実行に移さねばならないと思います。

 

しかもこれらの問題は若い世代だけの問題ではありません。

「介護」をキーワードにした場合も同じです。

色々な制約がありながらも、子育てや介護ができる社会を再構築しなけば、私を含め今を支える世代が支えきれないというストーリーにつながります。

これは企業においても同じで、仕事はあるのだけれど、働き手がいないということで規模の縮小や廃業もあり得ると思います。

結婚願望についての意識はちょっと注意して追い続けたいと思います。

今日はこの辺で。

(img via 23kelly)