確認すること

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確認すること

近藤です。

私は以前愛媛県の地方銀行に勤めておりました。

どんなに忙しくても正確なことは言うに及ばず。お客様をお待たせしないよう迅速な仕事と丁寧な接客を、と厳しく指導を受け毎日働いておりました。

 

そんな私でしたが27歳の時、アメリカの小学校で日本語と日本文化を教えるため渡米しました。

その際、最初にしたことは社会保障番号の取得と銀行口座の開設。

地元の銀行へ訪れた時の衝撃は今でも忘れられません。とても自由な雰囲気でどちらかというとのんびり。間違いなく、迅速に。そんな言葉はこの銀行にはないのか、と思うほどでした。

どんなに待たせても、間違って手際が悪くても、相手を怒らせても最後に「良い一日を!」とにっこりして、ロリポップキャンディーを一本渡してくれます。

 

ある日一万円札を持って両替に行くと、いつもより少ないので「少ないね」と言うと「レートが変わってるから」と返事。

計算してみるとやっぱりおかしいので伝えると「千円札だった」との返事。「千円にしては多いよ。今渡したお札を確認してくれるかな」など、何度かやり取りしてやっと「ごめんね、かんちがいしていたわ」との言葉。

私も少々不満があったとしても、「一緒に確認できてよかった」とにっこりしてキャンディーをもらい終了です。

 

日本では「相手はプロなんだから大丈夫。確認なんて疑うみたいで失礼だろう」と思っていた私でしたが、アメリカで生活していくうちに「確認しないことは無責任な行為なんだな」と強く思いました。

日本に戻っても相手の目の前で書類やお金をしっかり確認する癖が抜けなかった私は、「感じが悪い」と思われていたかもしれません。

しかし、しばらくすると様々な内容の不備や疑問を後回しにしないので効率がよくなりますし、お互い顔を合わせたうえで行うので後で禍根を残すこともないことだと思うようになりました。

 

後々もやもやすることもないので「相手の目の前でしっかり確認」、はお勧めです。

ただ、くれぐれも「あなたを疑ってやっているのよ」という態度にならぬように。そして最後はニッコリ笑顔とキャンディーに代わるものをお互い添えてくださいね。

では、また。