子どもへの呪文

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子どもへの呪文

近藤です。

私は子どもの頃、空想の世界に住んでいるようなところがありました。

眠れない夜に月を見ながら悲しいお話を作り、それが元でさらに眠れなくなったり。勝手にかわいい名前に改名してひっそり使ったり。

初めて「赤毛のアン」を読んだときは自分の話だと思ったほどです。

 

そんな私でしたが、幸い親せきも家族もみな面白がっていて、その癖をだれからも否定されることなく育ちました。

また、祖母は私が小さい頃から

「よいよに(とっても)かしこいかしこい、よいよにかわいいかわいい」と呪文のように言っておりました。

私の母も

「かわいいかわいいだれよりかわいい」とこれまた呪文のように言っておりました。

だからといって溺愛してくれたわけでも甘やかしてくれたわけでもないのですが、この「呪文」、もしくは「おまじない」のような言葉はきっと私の根拠のない自信のもとになっていると思います。

 

子どもの自己肯定感を高めようという狙いなど全くなかったのですが、私もやっぱり「かしこいかしこい」だの「かわいいかわいい」だの子どもに対して自然に言ってしまいます。

これは子ども時代の私への呪文ではなく、大人になった私への呪文だったのかもしれません。
ああ怖い。ああありがたい。

では、また。