王子からプリンシパルへ

[更新日]

王子からプリンシパルへ

近藤です。

春らしい陽射しに伴って花粉症の息子がくしゃみをし始めました。

ああ、いよいよこの時期が来た山の我が家です。

 

わが家の子どもたちはバレエ教室に通っています。

息子はただいま10歳。バレエ歴は6年ほどでしょうか。

 

100人ほどの女子の中でたった一人の男の子なのでお姉さんたちからとても大切に扱われています。

「王子」と呼ばれてデレデレしている様子に母としてイラっとし、「男も女もかわいいだけじゃ世の中生きていけんのだよ」と息子にお説教することもよくあります。

いつも引っ張ってもらい、かわいがられる立場は居心地がよいようで先生の「しゃきっとする!」「ビシッと決める!」「ピタッと止まる!」の声もなんのその。

ふわふわした踊りとゆるゆるした気持ちが揺らぐことはありませんでした。(ゆるふわを曲げないというところはビシッと決めてたんでしょうね)

 

その彼が今度の春の舞台でいつもとはちょっと違う踊りをするんだと話してくれました。

ジャンプや回転が多くて男らしいんだ、と。(男女共同参画的にはその表現に引っかかるものがありましたが意味は分かりました)

 

先日、用がありレッスンについていったところ、先生と息子に話しているのが聞こえました。

「男の人はいっぱいジャンプして、いっぱい女の人を持ち上げるのよ、大変なのよ」と。

もちろんリフトはまだありませんが、今回は明らかに女子とちがう踊り。

ひとりだけとにかく飛びます。とにかく回ります。他の振り付けはないんかな、というぐらいです。

ほっぺを真っ赤にして一人だけ荒い息をし、ヘロヘロしている息子。できないことがたくさんあって一人だけ何度もやり直しがあったりするので待ち時間にもなんだかまじめにステップを踏んだり飛んだりしています。

 

小さい時はちょっと言われるとすぐ泣いて動かなくなっていたのに、ものすごく真剣な表情で先生の言葉にうなずいている様子を見て、本気でやろうとしているのがよく分かりました。

「毎日おうちでやると上手くなるからね」と何度も言われていたいろんなこともこの6年、一度たりとも続いたことがありませんでしたが、今回は言われてないことまでがんばっています。

適した時期に適した役割を与えてやることで人は本当に変わりますね。

 

最近はご飯を食べる時も勉強する時も歩く時も漫画を読む時も、とにかく体幹を鍛えるために胸を張り、お腹を引き上げてお尻を締めておくことに凝っています。

ですから、一言「プリンシパルで!」と声をかけるとしゃきっとするので便利です。

 

…すぐに緩んじゃうんですけどね。

では、また。