ものの価値。

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大美です。

香川県はうどん屋の数がコンビニのそれを上回るという、言わずと知れたうどん大国です。

県外、特に関東に近づくほど、そば屋が多いようですね。

みなさま、蕎麦の実、収穫したことありますか?

 

先日、町内の畑で蕎麦の実を収穫するというので行ってきました。恥ずかしながら、私、蕎麦の実が生っているところを見たことがありませんでした。

蕎麦の実は、一見、パッとしない雑草のようです。(ごめん、蕎麦。)

ものの価値。

この雑草のような穂の先に、小さな実が付いています。その実が付いたまま刈り取ります。

ものの価値。

刈り取ったら、そこから小さな実だけを穂から取って乾燥させ、更に実の皮を剥き、中から実を取り出して臼で挽いてやっと蕎麦粉になる。蕎麦粉を打って、やっとやっと蕎麦の完成・・・。

聞いただけでも気の遠くなるような作業です。

今でこそ、作業の一部は機械化が進んでいるようですが、昔の人はそれこそすべての工程を手作業で進めていたんですよね。

刈り取りは手に鎌をを持ち、実を取る作業は千歯扱きを。乾燥させるのは、お天気次第。

 

この日も、刈り取りに、近所のじいちゃんばあちゃんたちがわんさか集まっていました。15人を超える大人が総がかりで刈り取っても、3時間くらいはかかったでしょうか。

ものの価値。

「な、昔は蕎麦が高価な食べ物だった言うんが、よう分かるやろ?」

確かに。

しかも、こんな一連の作業は、ひと家庭で請け負えるようなものでは決してなかったでしょう。

近隣のコミュニティが希薄になってきていると言われ始めて、もう随分になりますが、昔は希薄になるどころか、自分たちが生きていくために、ご近所さん同士のつながりは絶対的になくてはならぬものだったんだなぁと。

産業が多様化して、ご近所同士が協力しないと成立しない産業は減っているかもしれませんが、何だか近隣コミュニティの必要性の根源を見た気がしました。

 

「ようけ(讃岐弁で「たくさん」の意)手伝ってくれたけん、蕎麦打つときは食べに来いよ」と言ってくれたじいちゃん。「絶対来るよ!」と約束した私と息子。

お楽しみはまだまだこれから♪