パネルディスカッションの修羅場を乗り切った二つのワザ

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徳倉です。

昨日は香川県でのパネルディスカッションに登壇したことをブログに書きました。今日は私がこれまで登壇した中で一番印象に残っているエピソードについて書きます。

 

私のパネラー人生で一番ハードだった経験は、北九州市で内閣府主催の分科会での一コマです。

【分科会】「ワーク・ライフ・バランスのGood&NGプラクティス集選定会議」(レポート[PDF]

ファシリテーターは経済評論家の勝間和代さん、パネリストはWLB社の小室淑恵社長と私、そして地元の企業社長さん2名でした。

勝間さんは最初の自己紹介振りの際、「それぞれワークライフバランス(WLB)について語ってください」と事前打ち合わせと違う振りをしてこられ、まさかの小室さんがWLBのお話を自己紹介の後に、私がWLBと自分の自己紹介という無茶振りからスタートしました。

 

ここで私は2つのワザを使って乗り切ました。

1つ目が「共感」です。

誰と共感するか、それは参加者の皆さんとなのです。
確か会場は200名か300名で満員御礼でした。

私が最初に発した言葉はこんな感じです。

「みなさん!『自己紹介に絡めてWLBの話しなさい』ということでございますが、WLB社の小室さんの後にWLBの話を勝間さんにさせられる私の気持ちをどうか察してください!!」

これで掴みはオッケーです。
会場は笑いに包まれ、会場も「そりゃそうだよねー」と思ってもらえれば、私の話を楽しく聞いていただける空気に変わります。

ともすると、パネリストは自分の専門的な話を中心に組み立てがちです。
そこは基本なのですが、会場の参加者の方と一体感を出すコメントや話の持って行き方はとても効果的だと思います。

 

そしてもう一つのワザ、「視点の切り替え」です。

ファシリテーターさんからの最初の質問は、たいてい各パネラーに対して同じであることが多いのです。

この場合、自分がどのタイミングで話をするかという順番にも影響はしますが、トップバッターでない限りこれまでのパネラーと全く違う視点を持ち込むと、参加者の皆さんが楽しんでいただけると思います。

たとえば、4名が続けて「WLBとは?」と話をすると立場が違えども似通った部分が出てきます。
私であれば、「バランスなんて実際よくわからないですよね。ワークもライフもごっちゃまぜでガンガンやってきて結果的に見えてくるものがありました、それは・・・」と、実体験を交えるなんてこともします。

 

前出の勝間さんの無茶ぶり。

いま思えば、おそらく彼女は場を盛り上げるためにあえてそのような無茶ぶりをしたのだと思います。一瞬だけ修羅場と化しましたが、それが結果的に場がより活気づいたのでよかったです。ほんと、ライブ感満載でした(苦笑)。

 

講演会でもパネルディスカッションでも、会社の会議やいろいろな団体の会合などでも自分が好きなように話すのではなく、つねに参加者の方にとって聞きやすいか?飽きが来ていないのか?を意識するだけで、他のパネラーとの差別化にもつながってきますので、ぜひ少しだけ気にしてみてください。

今日はこの辺で。