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高松市創造都市懇談会(U40)・会長の徳倉です。
この会議は、高松市の40歳以下のメンバーで構成されてる非常にユニークで刺激的な市の会議なのですが、求められているテーマが大きく責任重大なので、会長をおおせつかる身としてはいつも開催前から胃がキリキリするような思いで取り組んでおります。
【参照】これまでの「U40」に関する記事
新年度に入り、昨年度からの3期メンバー30名と議論を重ねたものを踏まえつつ、高松市創造都市推進ビジョンの改訂がメインテーマとなって、すでに作られているものをどのように活かし、さらに市民に分かりやすく、自分たちのシビックプライドを持てるビジョンにするのかをしっかりと話し合いました。
*参考:高松市創造都市推進ビジョン
このビジョンを元にかなりの政策も反映される重要な取り組みなので参加者は全員真剣そのもの。
2時間半の議論でどれだけの着地点を見いだせるか、本当に一生懸命取り組みました。
途中から私はたったままでファシリテーションを続け、少しづつ少しづつ丁寧に洗練していく過程はかなりヒヤヒヤしておりました。
当然、メンバーはそれぞれの知見や立ち位置があって最もいいと思うことを述べてくださるので、対立することもありましたが、「創造都市高松」として独自性や共感を呼べるベースが作られたのではないかと久しぶりに自画自賛します。
副会長を務めてくれている坂口 祐さんがご自身のSNSでこう書かれています。
『高松らしさ』といった都市のイメージや地域ブランディングを考える時、それからなにかのデザインを考える時、ちょっとした『違和感』を大切にしています。
讃岐漆芸、盆栽、庵治石などに代表される高松の『工芸』をビジョンのキーワードとしていれるか、『ものづくり』とするかの議論がありました。たしかに、『ものづくり』としたほうがより多くの産業を含むことができおさまりがいいように感じます。
行政の立場からすると、より多くの人を含むことの出来る最小公倍数で答えをだすのが当たり前で、公平性をあるていど担保していることが求められます。
しかし、そこででてくる言葉は、全国どこでも当てはまるような無難なキーワードになってしまいがちです。というわけで、ちょっとした『違和感』は大切になってくるというわけです。
(坂口 祐氏Facebookより引用)
私もこの議論は肝になると強く思い、一旦は何となくでおさまりそうだったものを突き詰めるようにファシリテーションを行い、皆が納得できるイメージを共有できたのは、ちょっとしたメンバー共通の成功体験だったかもしれません。
これからまだ収斂・洗練していく作業や具体的な事業に結び付ける工程はありますが、丁寧に私たちの街を形作る仕事として取組み続けます。
今日はこの辺で。
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