海外で感じたダイバーシティ

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海外で感じたダイバーシティ

徳倉です。

海外旅行に行ってきました。行き先はハワイなのですが、基本的にのんびり楽しく休暇をとっていました。

この休暇は半年前に計画し実施しています。

今回は休暇の取り方の話ではなく、海外で感じたダイバーシティーについて少し触れたいと思います。

 

今回最も印象的だったのは、全く目の見えない方があるショップで働いていたことです。

働いている場所は空港内の売店、しかも出国手続きを終えた場所の本や飲料、スナック等を販売しているところでした。

当然お客さんはひっきりなしにやってきます。

時間的に余裕がある人ばかりではありません。

 

レジカウンターでは、一人の女性ともう一人の男性が会計担当として業務についていました。

男性の方は何かスマートフォンをいじりながら準備をしているのか、アメリカにありがちな就業時間前の自分時間なのか最初はわかりませんでした。

 

ところがスマートフォンから何かしらの自動音声メッセージがスピーカーフォンで流れ出し始めると、彼は客の会計をスタートし始めました。

それなりに列が並んでいたので私はじっと見ていたのですが、どうも動きが隣の女性とは違い、お札も一枚一枚スマートフォンで何かスキャンをしているような様子が見えるのです。

不思議なことをしているなあと感じていましたが、次に私の会計の番になりタイミング的に男性の方のレジとなりました。

 

そこで初めて気づいたのですが、彼は目が全く見えていない。

だから商品が何なのか分からない、商品は分かったとしてもスキャンをするバーコードの位置が分からない。

しかし丁寧に商品を手に取り机に取り付けられているバーコード読み取り機に読み取らせ会計に移ります。

 

キャッシュレスであれば非常に支払いは簡単なようです。難しいのは現金の場合。

私はもう出国のタイミングだったので、手持ちの少ない現金を使いたいと思い1ドル札を5枚出しました。

しかし彼は目が見えないので、お札を渡されてもそれが1ドルなのか、10ドルなのか、50ドルなのか判別ができないのです。

 

そこで出てきたのが先ほどのスマートフォン。

スマートフォンにお札をかざすと、スピーカーから 1ドルと音声が流れます。

 

私はとても驚きました。

技術的にはおそらくそんなに難しいものではないのですが、色々な技術と組み合わせることでこれまで働けなかった方々も、様々な場所で働くことができることを実体験しました。

もちろん熟練のレジ打ちの方とはスピードは違うことは確かです。

しかしすごく遅いなという印象は私はもちませんでした。

 

様々な制約がある方が働いていく。そのために新しい技術を使う。

日本の成田や羽田や関空でこういった働き方ができる時代がいつ来るのかなと、考えずにはいられないとても印象的な出来事でした。

 

今日はこの辺で。