ぐんと減る。ちょっと減る。

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近藤です。

今朝は4時ごろに山間から西に沈んでいく大きなオリオン座をみて心が震えました。

もちろん体も。寒すぎました。

 

私の町では公立の小中学校の2学期の終業式が12月25日に行われます。

この日はキリスト教の人にとっては大事な日。朝のミサに出かける日だからです。

私達でいえば元日と同じ。私達の友人はクリスマス休暇中に自分の町にいられない時は、自分が滞在する場所の周りの教会を調べてから旅に出ていました。

それぐらい大事な日なのだそうです。

 

アメリカ人の友人は、日本が国際社会の一員と考えているのなら仏教や神道以外の他宗教のことも尊重してほしい、と言います。

彼女は日本で子育てをしましたが、子どもが地元の学校へ通った12年間ずっと12月25日は学校を休ませてきたそうです。

ほんの一日ずらしてくれるだけでいいのに。キリスト教徒にとって本当に大事な日なのだから、と言います。

そんな話を聴くと日本の学校は多様な背景に対応する取り組みがまだ成熟していない、と思います。

子どもも大人も多様性を体感する機会が少ないからかもしれません。

 

私がアメリカにいる頃、学校は感謝祭が終わり冬の長期休暇が近づいてくると宗教行事や家族の伝統行事、一足早い休暇などで子ども達の登下校の時間も日にちもまちまちになりました。つまりクラス全員が揃う日が皆無と言ってもいいのです。

ですから教室は子どもがぐんと減ります。ついでに先生もちょっと減ります。

休むことに対する考え方もとってもあっさりしていて、日本ではありえない自由さだな、と思っていました。

 

そして、長期休暇前には生徒たち自身の国の文化や宗教を紹介する時間があったり、それぞれの伝統的な料理を食べる時間があったりして学校全体がもうあんまり勉強させる気はないですよ、楽しみましょう、と表明しているように感じたほどでした。

しかし実はこの特別クラスや学校の対応が、子どもにも大人にも「多様性を認めて受け入れる」体験をさせていたんだろうな、と今となっては思います。

肌の色や出身地で差別的な態度をする人がまだまだ多かった時代でしたが、私たちの学校はそれを許さないよ、ということを繰り返し指導していたので、全てが多様性を学ぶ取り組みだったのでした。

 

あの頃の体験に感謝しつつ

Happy Winter! Happy Holidays!

では、また。