絶版?

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近藤です。

私にとって背骨のような本があります。

人生の選択を迫られた時に読む本です。最近お世話になることが減ったけれど無性に読みたくなって今週、手に取りました。

新潮文庫から出ていた「太郎物語 高校編・大学編(曽野綾子著)」です。

 

 

実は高校生の頃から何度も読んでいるため、初代は傷んでしまいました。今回2代目を読んでいるとぺりぺりっとあっという間に表紙が取れてしまったのでテープで修繕しながら、また買わなきゃな、と思っておりました。

 

地元の本屋さんにはないのでよし、アマゾンだ。と探したところもう中古品しかないことが分かりました。それも高くて670円。

悲しい…私にとっては背骨なぐらい大事な本なのにこんなに安いんだなあ。

 

しかし、古本屋好きの私なのにインターネットで本の中古を買うのはちょっとためらいがあります。古本こそ手に取って相性みたいなものを確かめたい性分なのです。

 

そんなわけで子どもたちに言いました。

「太郎物語はもう新品はない。だから破れたらすぐ補修しなくてはいけない。大事に読むように」と。

 

子どもたちには本が絶版になるなんて信じられなかったようです。

世間の人が買い続けないとすぐなくなっちゃうなんてよく分からないみたいでした。腐るわけじゃないのになんで長く置いてもらえないの、って言ってましたから。

 

大事だと思うものに対しては油断禁物。心のよりどころは意外と儚いものです。

時間も手間もお金も惜しんではいけません。大切にしてくださいね。

 

私はこれからもこの2冊をせっせと読んでていねいに直し、ずっと一緒にいたいと思います。

 

では、また。