あこがれの観光列車

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あこがれの観光列車

人の数倍、暑さが苦手な小瀧です。

涼しいところに行きたい……山間部なら避暑できるんじゃないかという単純な発想で選んだ行先は、四国の秘境・祖谷(いや)。

最寄り駅はJR大歩危(おおぼけ)駅。そうなれば交通手段は満を持してのアレです。

JR四国が多度津駅〜大歩危駅間で2017年から運行している観光列車『四国まんなか千年ものがたり』。

 

人気列車のきっぷは争奪戦で、これもまた例外ではありません。

個人で入手するには、乗車日1ヶ月前の午前10時にみどりの窓口に並ぶ“10時打ち”が正攻法。それでも取れなければ、キャンセルが出るのを狙って連日窓口に通うのみです。

運良くきっぷを入手できれば、乗車日まではワクワクでゴキゲン。

PCがフリーズしても、交通マナーの悪い車に出会っても、レジで割り込みをされても「まあいっか、千年ものがたり乗れるし♪」と、だいたいのイラッと事項は消えちゃうから不思議です。

 

コンディションもテンションもお天気も最高潮に迎えた乗車日。

「おとなの遊山」をコンセプトにした列車の車窓からは四国ののどかで美しい山々と渓谷が眺められ、おいしい食事をいただける贅沢な時間が流れています。

沿線の駅や施設では地元の方のお出迎えやお手振り、民家の軒先からはおばあちゃんや子供たちが笑顔でタオルを振ってくれていました。

停車して乗客が地域に多少の経済効果をもたらすならまだしも、ただ通過するだけなのに時間を見計らって待ってくれているなんて。どれだけ愛されているんだこの列車。

お腹も心も満たされ、あっという間の2時間半。

 

大歩危駅に降り立つと、今日いちばんのにぎやかな歓迎ぶり。そして灼熱の太陽。

秘境の温泉も渓谷も素晴らしかったけれど、はしゃぎすぎた反動と暑さで翌日からダウン。

もはや避暑よりも「観光列車に乗ること」が最大の目的に変わっていたので、とても満足しています。

 

JR四国にはもうひとつの観光列車、愛ある伊予灘線を走る『伊予灘ものがたり』があります。

先日の豪雨の影響で運休していましたが、8月下旬からの運行再開が決定したそう。

涼しくなったら、また10時に並ばなくちゃ。

 

それでは、また。よい週末を。