自立と依存のバランス

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自立と依存のバランス

黒田です。

先日、産後ケア教室の多胎児母サポートに行ってきました。

 

その教室は赤ちゃんと一緒に参加できるものなのですが、ひとりの母で2人や3人の赤ちゃんと一緒に参加するのは難しいですよね。

なので介助ボランティアとして私がその日は双子母のサポートに入ったのでした。

 

当日、私が担当する赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたら抱っこしたり、おむつを取り替えたり、ミルクを上げたりします。

わが娘はもう中学生なので本当に久しぶりの対応でしたが、生後間もない赤ちゃんが力強くミルクを飲んだり、上手にげっぷができたり、腕の中ですやすや寝てくれたりと、ものすごく癒されると同時に生きる原動力ももらえた、そんな時間でした。

その教室では母親たちがエクササイズやコミュニケーションワークを行いながら、出産後ダメージを受けた体と心のリハビリをしていきます。

 

あるとき、双子のもうひとりの赤ちゃんがぐずりはじめました。

私が担当していた子はすやすや寝ていたし、双子母には教室に集中してほしいなという気持ちもあり、私がぐずっている子に駆けつけようと思ったのですがやめたんです。

話をすることができない赤ちゃんは声を出したり泣いたりすることで意思表示をしますよね。

その意思表示に対して素早く反応し動くこともリハビリのひとつであると、その教室では考えています。

 

つまり、私が良かれと思ってとった行動が、双子母のリハビリの機会を失うことにつながるかもしれないということ。

サポートのしすぎがその相手の自立する(しようとする)機会を奪ってはいないか。

そのことは今回あらためて考えさせられました。

 

もし相手の人がどうしても無理だったらSOSを出す、というのも生きていくのに必要な力なのですよね。

双子母であるその彼女は、この産後ケア教室に通って今後の自分の人生について何も分からないことに気づいた、悩み始めたばかりだ、と教えてくれました。

私はそのことを素直に教えてくれたことがとてもうれしかったし、現状を自分なりに把握して受け止めながら進んでいこうとする姿勢に感銘を受けました。

 

私はその教室だけのサポートだったので時間に限りがありますが、母親である彼女にとってはまだまだ続く双子の子育て。

これからも周囲のあらゆる力を借りまくってほしいと強く願います。

自立と依存のバランスを考えながら、できる限り私もサポートしていきたいと思っています。

 

素敵な一週間になりますように。