お別れ

[更新日]

大美です。

先週はブログをお休みさせていただきました。

 

先週の火曜日。

ちょうどこのブログを書いている時に母からの1本の電話。

「祖父が亡くなった」と。

 

私の祖父ですので、なかなかの高齢で90歳でした。

実は今年の夏前に、肺炎で入院して「あと2週間くらい」との余命宣告を受けておりました。

 

父がひとりっ子なので孫は私と妹だけ。

家が近かったこともあり、幼い頃から本当に可愛がってもらいました。

 

花が大好きで、私が小学校中学年の頃までは、よく二人で30分程自転車に乗って公園まで季節の花を見に行きました。

お泊りに行っては、夜遅くまで将棋やオセロをして遊びました。

お笑いが好きで、「お笑いマンガ道場」というテレビ番組を毎週一緒に見ては、お腹を抱えて大笑いしていました。

 

私が物心ついた頃には、すでに定年を迎えていて、祖母やお友達と一緒に旅行に出かけては、おみやげに甘いものをたっぷり持ち帰ってくれました。

 

どちらかというと祖母も父も気が短くて、感情的になりやすいタチなのですが、祖父はいつもニコニコと声を荒げることもなくひょうひょうとしていたように思います。

 

俳優のおひょいさんみたいな感じ。

 

亡くなる前まで耳も良く聞こえていましたし、顔を見せに会いに行くと「おー、てーちゃんか」と言ってくれました。

祖母に「ほんまに幸せや。仕事も最後までさせてもらって、子どもも大きくなって、孫とひ孫が6人もおる。行きたいところにもいっぱい行けた。十分や」と、ぼそぼそと話していたそうです。

 

夏に入院してから約3カ月。

一度は入居していたホームに帰るほどまで回復した祖父。

 

真夏の暑い時期を乗り越えて、大好きだった金木犀の香りが鼻をくすぐる時期まで祖父は頑張りました。

棺に納められた祖父の顔は、とても満足気でした。

 

人がひとり亡くなるということは、本当に大変で心が痛むこと。

でも祖父は、順番を守って逝きました。

「90年間十分生きた」

そう残して旅立ちました。

 

祖父との思い出を少しでも残しておきたくて、今日のブログを書きました。

今はただ静かに「ありがとう」と「お疲れさま」を。