内から見るか、外から見るか

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大美です。

2週間ほどご無沙汰しました。

 

さて、世の中はいよいよ来年の東京オリンピックに向かって盛り上がってきました。

チケットの1次抽選の当選発表があったり、代表選手の選考が進んでいたり。

聖火ランナーの募集も各所で始まっていますね。

 

我が家は数年前からスポーツ観戦にたまに足を運びます。

地元のサッカーチームや、会社員だった頃は実業団ラグビーの試合なんかも観に行きました。

ここ数年は、とある友人の影響もあり、パラスポーツや都市スポーツ大会も観に行くようになりました。

この週末は、高松トライアスロンにボランティアで参加しました。

スイム、バイク、ランの3つの競技の総合タイムで競われるトライアスロン。

高松は、JR高松駅から高松空港までが南北にのびる1本の太い幹線道路で結ばれているのですが、なんと、その道路の一部を完全に封鎖してレースをするのです。

これは国内でもかなり珍しいらしく、「まちなか」レースと呼ばれているそう。

ふだん、自分が車で走っている道路を、トップアスリートや市民アスリートが自転車で駆け抜けていく景色は圧巻でした。

 

私は最後のランエリアで選手にドリンクを提供する役割をいただきました。

ランコースを一人4周回するのですが、スイム、バイクを経て選手の疲労もMAXです。

水の入ったコップを沢山取って、それを頭から被る選手も多くいました。

辛そうな表情と、はっきりと聞こえる呼吸の音。

これまでのスポーツ観戦歴の中で、こんなに間近で競技中の選手を見たのは初めてです。

飲み物の入ったコップを精一杯手を伸ばして前に出し、お腹の底から「頑張って!ファイト!」と声をかけ続けました。

中には、コップを取って「ありがとう」と返事をしてくれる選手もいました。

いつもより、ちょっとだけ一歩踏み込んだ場所で見せてもらえるスポーツボランティア。

近くで見れば見るほど、国も地域も越えて、ただただ目の前のアスリートを純粋に応援したくなる。

そんな経験でした。

ある友人が少し前に「私、昔からあんまりオリンピックって好きじゃない。国同士を闘わせるから戦争をイメージさせるし、それをあおるようなメディアの報道の仕方も好きじゃない」と言いました。

「なるほど。一理あるな」と感じました。

 

来年は東京にオリンピックがやってきます。

競技なので勝ち負けはやはり気になるし、自国の選手の結果にきっと一喜一憂することもあるのでしょうが、世界のトップアスリートたちの姿を、心の底から応援したい。

できることなら、今回のように少し内側から見てみたいなと、時計の跡がくっきりついた自分の左腕を見ながら、改めて思ったのでした。