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大美です。
昨日、地元の社会福祉協議会のお祭りがあって、そこで切り絵を体験してきました。
地域団体や企業って「あそこってどんなことしてるんだろ?」って思ってても、用事もないのにいきなり訪ねていくのは勇気がいりますが、こういうイベントがあると行きやすいですよね。
そこに展示してあった切り絵の美しさに、一時ボーっと目を奪われていたら、「良かったら体験教室ありますよ」と職員の方が声をかけてくださいました。
少し時間もあったので、ちょっとやってみることにしました。
通された部屋には大きな机が一つあって、5~6人ほどが一緒に切り絵をしていました。
「〇〇先生、もう一人いける?」
と職員の方が声をかけてくださったので、「どの方が先生かな?」と思っていたら、その部屋の中で恐らく一番ご年配であろう細身の男性が「かまんよ、こっちおいで」と私を呼んでくれました。
まさかの展開でした。
先生はもう少しお若い方かと思っていたから。
でもこの先生、めちゃくちゃ教えるのがお上手で。
切り絵初体験の私でも、1時間少しでこんな切り絵が完成しました。
色々とお喋りしてたら、
- 先生の年齢は80歳
- 昔は大工さんをしていた
- 切り絵を始めたのはたった3年前で、動かなくなった右手のリハビリのためだった
- 初めは何度も何度も同じ図案で練習した
- まだ麻痺は残っていて文字は十分に書けないけど切り絵のカッターだけは持てる
そんなことを聞かせてくれました。
帰り際に、もう一度先生の作品を見て回ったのですが、切り絵の細やかさと難しさを体験したからでしょうか。
それとも、先生のご苦労やお話を聞いたからでしょうか。
初めに見た時よりも、更に美しく輝いて見えました。
先生が「お土産に」と、色の入っていない切り絵を下さいました。
私が作ったものとは雲泥の差。
曲線がめっちゃなめらか!
また来年も教えてもらいたいな…。